カードの利用限度額はどう決まる？

人、種類によって限度額は違う♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

カードにはそれぞれ限度額があって、限度額の範囲内であれば自由に利用することができる。しかし、限度額が足りずにカード利用できないということを体験した人も少なくないだろう。この場合、限度額の仕組みを勘違いしていることがあり得る。

知っておいてほしいのは、限度額が回復するのは返済が終了したときからだということ。たとえば「限度額が20万円のところ10万円の買い物をしたが翌月には月初から20万円使える」というもの。カード利用額の引き落としは翌月の月末もしくは翌々月の月初という場合が多い。月が替わってもすぐに返済できているわけではないので限度額はそのままだったというわけだ。引き落とし前に限度額を回復させたい場合はＡＴＭで返済できるので、それを利用したい。

カードの利用限度額は会員の信用度やカード会社、カードの種類によってよってまちまちだ。カード会員の信用度が低ければ発行される際の限度額は低くなる。また同じ人、同じカード会社であってもカードの種類が一般カードと年会費が高いゴールドカードやプラチナカードでは限度額がかなり違ってくる。一般のカードではせいぜい数十万円までだが、ゴールドカードでは１００万円を超えることも。ただし、ゴールドカードは審査もそれだけ厳しく、一般カードよりもハードルが高い。

限度額を上げるには？ ♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

限度額はカードが発行されたときや、更新されたときに増額されることが多い。ただし、更新を待たずに限度額を引き上げることも不可能ではない。カード会社によるが限度額の増額を受け付けているところもあるので、もし増額が必要なときには電話やネットで申し込んでみるといいだろう。ただし、増額するかどうかはカード会社の判断となるので、必ず増額されるわけではない。

限度額の増額では短期的な増額はカード会社が認める場合が多い。海外旅行などで旅行代金を支払ったあとに限度額が少なくなると、海外での支払いが不安だが、旅行の間だけでも増額できれば安心だ。しかし、この場合もカードの利用実績や信用度によって増額枠は異なってくる。旅行の予定があるときは前もってカード会社に電話して理由を話し、増額できるか、いくら増額できるかを確かめたほうがいいだろう。

限度額の増枠を申し込むと同時に努力も必要だ。同じカードなら限度額はその人の信用度に応じて決まってくる。信用度を上げるのが限度額を引き上げるための基本だ。所得や資産額が変わらないなら、まず延滞をしないこと。現金があるときに早期返済するなどして、引き落とし日に銀行口座に残高が足りないということをなくす。

さらに利用頻度、利用額が多いことも増額の重要なポイントだ。たくさん使ってくれる人はカード会社にとってありがたいということもあるが、頻繁に使ってきっちり返済しているというヒストリー（返済実績）があなたの信用を評価するポイントになる。