昨今のクレジットカード選びにおいて、ポイント還元率と並んで重視されるようになってきたのがポイントの出口だ。
一昔前はカード利用で貯めたポイントは、商品券に交換したり、カタログのなかから商品を選ぶことが当たり前だったが、商品券はつり銭が出ないものがあったり、利用できる場所が限定されていたり、カタログ商品は現金価値がわかりにくかったり、そもそも欲しいものがないという不満があった。最近はカード利用で貯めたポイントは、ネットショッピングに利用できるポイントや、ひとつのポイントを複数の企業で利用できる共通ポイント、電子マネーへのチャージに使えるポイントへ交換することがトレンドとなっている。
いずれも幅広いシーンで利用でき、現金に近い形で使えることが特徴。 現に銀行口座にキャッシュバックできたり、利用代金の支払いへ充当できるカードも増加しており、要はせっかく還元してもらえるなら、みんな好きなときに、好きな場所で、好きなものを買いたいのだ。
その使い勝手のいいポイントのなかでも、とくに人気を集めているのが、楽天スーパーポイント、Tポイント、Suicaポイントの3つのポイントプログラム。
本特集ではこれに加え、特典航空券への交換などに利用でき、根強い人気を持つANA、JALの航空マイルを出口としてカードをお得に利用する方法を大研究。
ポイント・マイルを直接貯められるカードを中心に、ポイント移行を使って組み合わせれば、相乗効果を発揮できるカードを紹介する。 複数のカードで集めたそれぞれのポイントを、ひとつの出口に〝激寄せ〟して、効率よく運用しよう。








