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最強のクレジットカード選び

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利用エリア拡大で全国規模の電子マネーに・ポイントをSuicaに激寄せする方法

Suicaポイント

[DATA]

ポイント価値:1P=1 円相当
ポイント有効期限:3月末日を年度末として最長2年
主なポイント利用可能サービス:
Suica チャージ(100 P→ 100 円分)、WAON ポイント(100 P→ 90WAONポイント)、Tポイント(100P→ 85Tポイント)

[ポイント獲得方法]

Suica ポイント加盟店でのSuica利用時:100〜200 円につき1P(加盟店により異なる場合あり)

[主なSuica ポイント加盟店・サービス(一部店舗を除く)]

[駅ナカ]

KIOSK(JR 東日本Suica 利用可能駅及び東北・上越・長野・秋田・山形新幹線停車駅)、NEWDAYS、銘品館/ギフトガーデン、Becker’s、BECK’S COFFEE SHOP、ecute、mAAch エキュート 神田万世橋、KeiyoStreet(京葉ストリート)、GRANSTA、BOOK EXPRESS、acure、東北・上越・長野・秋田・山形新幹線および特急列車の車内販売など

[街ナカ]

スリーエフ(首都圏エリア)、Ario(関東・東北・中部エリア)、イトーヨーカドー(関東・甲信越・東北エリア)、紀伊國屋書店(関東・東北・新潟エリア)、コナカ(関東・東北エリア)、洋服の青山(関東・山梨エリア)、タイムズ(関東・東北エリア)、ヤマト運輸(関東甲信越・東北エリアおよびセールスドライバーの専用端末)など


ガイドメニュー

4300万枚以上が発行されているSuicaは、国内最大の利用者数を持つ交通系ICカード。13年3月に全国10社の交通系ICカードが相互利用を開始したことで、利用可能エリアは全国に広がり、買物にも使える電子マネーとしても年々規模が拡大。最近ではAmazon.co.jp をはじめ、ネットショッピングの決済手段としても利用できる店が増加中だ。

Suicaには独自のポイント制度「Suicaポイントクラブ」があり、会員登録すると加盟店利用時に100〜200円につき1Pを付与。貯まったポイントはSuicaにチャージできる。また、提携先も拡大しており、13年11月現在、26社のポイントをSuicaポイントに移行可。ポイント交換サイトなどを駆使すれば、さらに多くのポイントプログラムの出口をSuicaに集約できる。

Suicaの基礎知識

a01-mark-312の交通系ICのエリアでも利用可能


13 年3月に全国10 社の交通系ICカードが相互利用を開始したことで、Suica は一気に全国で使 える電子マネーに。駅前を中心に買物で利用できる店も急増中だ。

[乗車券・電子マネーとして利用可能]

PASMO、Kitaca、TOICA、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん

[乗車券としてのみ利用可能]

PiTaPa、SAPICA、りゅーと、LuLuCa

a01-mark-3Suicaポイントクラブに登録


Suica ポイントを貯めるためには、WEB サイトから会員登録をする必要がある。登録できるSuica の種類は、記名式のSuica カード、Suica 定期券、モバイルSuica、Suica 機能付きのクレジットカード。複数のSuica を持っている場合でも、追加登録すればポイントを合算できる。

a01-mark-3ポイントのチャージは受取方法に注意


Suica ポイントは10 P→ 10 円分として、100 PからSuica にチャージできるが、カード型のSuica の場合はWEB から申し込み後、翌日から7日以内にJR 東日本の自動券売機で受け取り手続きが必要。JR 東日本のエリア外で利用する場合は、モバイルSuica で登録するようにしよう。

a01-mark-3モバイルSuicaの利用が便利


Suica の利用はおサイフケータイのモバイルSuica が便利。クレジットカードや銀行口座から、いつでも(午前2〜4時を除く)チャージできるようになり、残高や利用履歴の確認、定期券の購入なども可能。通常は年会費1000 円が必要だが、ビューカード発行のクレジットカードで登録すれば当面は無料。

Suica付きクレジットはビューカード発行がお得

Suica機能を付帯したクレジットカードも数多く発行されているが、お得度ではビューカード発行のものが突出。ビューカードには2種類のタイプがあり、ひとつはビューカードが直接発行するもの、もうひとつは(ii)のマークがついた提携他社が発行するもの。どちらもクレジット利用で貯めたポイントを直接Suicaにチャージできたり、Suicaのオートチャージが使えたり、通常年会費1000円が必要なモバイルSuicaを当面無料で利用できる特典があるが、ビューカード発行のもののみJR東日本の「VIEWプラス」対象商品・サービス利用の際にポイントが3倍(還元率1・5%)となる。

このポイント3倍対象にはSuicaチャージも含まれ、電車やバスの移動、コンビニでのSuica払いなども1・5%の還元率で利用できることに。さらにSuicaポイント加盟店でSuica払いをすれば、0・5〜1%還元率が上乗せされる。

貯まったポイントを再びSuicaにチャージするなら、「ビュー・スイカ」カードの利用がオススメ。通常利用時の還元率はビックカメラSuicaカードのほうが上回るが、こちらはビックポイントとビューサンクスポイントの2つのポイントが貯まり、ビックポイントをSuicaチャージに使うと価値が下がってしまうからだ。ただし、年1回利用で年会費が無料になるメリットもあり、ポイントの使い分けが面倒でなければ、ビックカメラSuicaカードを使用したほうがいいだろう。

ポイント出口をSuicaにするなら・「ビュー・スイカ」カード

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発行元 ビューカード
国際ブランド Visa、MasterCard、JCB
年会費 500円
ポイント 1000円利用につき2P

ビューカードが発行するSuica機能付きクレジットカードのもっともベーシックなタイプ。JR東日本の定期券購入やSuicaチャージなど「VIEWプラス」対象商品・サービス利用時はポイント3倍。ポイントをSuicaチャージする場合は400P→1000円分。ショッピングやお食事、公共料金のお支払いが年間利用額30万円到達時点で100P、70万円で400P、100万円で600P、150万円で1000Pと計2100Pのボーナスもある。

Suica 系カード最強の1枚・ビックカメラSuicaカード

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発行元 ビューカード
国際ブランド Visa、JCB
年会費 500円(初年度無料/年1回利用で次年度無料)
ポイント [ビックポイント]1000円利用につき5P+[ビューサンクスポイント]1000円利用につき2P

ビックカメラ利用時は現金払いと同率のビックポイント、「VIEW プラス」対象商品・サービス利用時は1000 円につき6ビューサンクスポイントを付与。それ以外では2つのポイントが貯まり、ビューカードのなかで還元率は最高クラスだが、ビックポイントはSuica チャージに使うと1500 P→ 1000 円分になるため、そのままビックカメラで利用したほうがお得。

いつでも5%オフで女性に人気・ルミネカード

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発行元 ビューカード
国際ブランド Visa、MasterCard、JCB
年会費 1000円(初年度無料)
ポイント 1000円利用につき2P

ルミネ内の店舗利用時はいつでも5%オフとなり、年に数回10%オフのキャンペーンも開催。「VIEWプラス」対象商品・サービス利用時はポイント3倍。ルミネで年間20 万円以上利用するとルミネ商品券のプレゼントがあり、最高の100 万円利用時は5000 円分。400 P→ 1000 円分のSuica チャージができ、1250 P→ 4000 円分でルミネ商品券にもできる。

Suica付きビューカードを使いこなすテクニック

a01-mark-3オートチャージはビューカードだけの特権


記名式Suica カード、Suica 機能付きビューカード、モバイルSuica はいずれもオートチャージに対応しているが、決済に利用できるのはビューカード((ii)マークのある他社発行のカードを含む)だけ。カードにSuica 機能を付帯していないビューカードでも、記名式Suica カードかモバイルSuica を用意すればOK。カード型は駅のATM「VIEW ALTTE」から、モバイルSuica なら利用する携帯電話の画面から申し込みや設定可。残高が設定額を下回ると、Suica・PASMOエリアの自動改札機にタッチ(入場時)した際に自動的にチャージされる。

a01-mark-3「VIEWプラス」の利用はポイント3倍


Suica 付きビューカードの最大のメリットは、Suica チャージをはじめとするJR 東日本の「VIEW プラス」対象商品・サービスを利用すると、ポイント3倍の還元率1.5%となること。主な対象は、JR 東日本の乗車券、定期券、特急券、回数券、携帯電話などによる「えきねっと」からのライナー券予約、モバイルSuica 特急券、モバイルSuica グリーン券、びゅう国内旅行商品など。なお、ビューカードのなかでも提携他社の発行する(ii)マークのあるカードはポイント3倍の対象外。別の部分でメリットを持つカードなので、しっかり検討しよう。

1枚で持ってもよし、組み合わせてもよし、ポイントをSuicaにチャージしやすい8枚

Suica に激寄せして利用するなら、ビューカード発行のカードが便利でお得だが、Suica が使えないシーンでも活躍するカードを持って使い分ければ、さらに還元率はアップ。
ポイントをSuica にチャージできるカードのなかから、厳選した8枚を紹介する。

TポイントをSuicaチャージ・Yahoo! JAPANカードSuica

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発行元 ヤフー
国際ブランド Visa、MasterCard
年会費 525円(初年度無料/年10万円利用で次年度無料)
ポイント 100円利用につき1P

利用額に応じてTポイントが貯まるSuica 機能付きカード。TポイントはSuica ポイントに交換すると100P→ 85Pと価値が下がるが、本カードの保有者のみ1000Tポイント→1000 円分として1000 P からSuicaに直接チャージできる。Yahoo!ショッピングでの購入商品に対しては最高200 万円、それ以外は最高100万円のショッピング保険も付帯。

イオンの特典が利用できる・イオンSuicaカード

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発行元 イオン銀行
国際ブランド Visa、MasterCard、JCB
年会費 無料
ポイント 200円利用につき1P

Suica チャージなどに対しては400 円につき1Pに還元率が下がるが、イオン、ビブレ、マックスバリュなどで毎月20・30日は5%オフ、毎月5・15・25日はポイント2倍、さらに毎月10日はどこでもポイント2倍(一部対象外)というイオンカードの特典を利用できる。ポイントは1 0 0 0 P→1000 円分としてカード付帯のSuicaにチャージできる。

ポイント有効期限を気にせず使える・みずほマイレージクラブカードセゾンSuica

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発行元 クレディセゾン
国際ブランド Visa
年会費 無料
ポイント 1000円利用につき1P

みずほ銀行のキャッシュカード機能とSuica 機能を付帯。クレジット利用で有効期限のない永久不滅ポイントが貯まり、200 P→1000 円分としてSuicaにチャージできる。月1回または年間10 万円の利用など、取引状況に応じてATM 時間外手数料や振込手数料が無料・割引に。毎月5・20日は西友、リヴィン、サニーで5%オフになる特典も利用できる。

還元率1.5%でSuicaチャージ・Extreme Card

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発行元 ジャックス
国際ブランド Visa
年会費 3150 円(初年度無料/年30 万円利用で次年度無料)
ポイント 1000 円利用につき10 P

ポイント交換サイト「Gポイント」を経由すると、カード利用で貯めた2000 P→3000Gポイントとなり、Gポイントは10P→10Suica ポイントに移行可。還元率1.5%でSuica チャージできる。入会特典としてもれなく2000円分の「Jデポ」(カード利用代金への充当)、カード到着後3カ月以内の利用額に応じて最大5000 円分のJデポもプレゼント。

Gポイント経由で誕生月2.5%還元・ライフカード

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発行元 ライフカード
国際ブランド Visa、MasterCard、JCB
年会費 無料
ポイント 100円利用につき0.1 ~ 0.5P(1P あたりの換算金5 ~ 6.67 円)

ポイントが5倍になる誕生月の利用分は、「Gポイント」を経由すれば2.5%の還元率でSuicaにチャージ可能。誕生月以外も年50万円利用で次年度ポイント1.5 倍、150 万円利用で2 倍となり、年50 万円利用時には3 0 0 P(Suica1500 円分相当)のボーナスも。ポイント有効期限は入会月を基準に2年だが、繰り越し手続きで最長5年まで延長可。

年250万円利用で1.85%還元・NetmilePremium Card

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発行元 ジャックス
国際ブランド Visa
年会費 2100円(初年度無料/年10万円利用で次年度無料)
ポイント 100円利用につき1P

ポイントモール「ネットマイル」のカードで、1 0 0 P→ 50Suica ポイントのレートで、1000 Pから移行可。毎年3月末に年間利用額に応じたボーナスが付与され、50 万円なら1万P、100 万円なら2万4000P、150万円なら3万8000P、200万円なら5万2000P、最高の250 万円以上なら6万7500P。250 万円時の還元率は1.85%だ。

還元率1%でSuicaにチャージが可能・SBIレギュラーカード

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発行元 SBI カード
国際ブランド MasterCard
年会費 無料
ポイント 1000円利用につき10P

カード利用で貯まるサークルプラスポイントは、5000P→ 5000 円、1万P→1万2000 円でキャッシュバックもできるが、Suica ポイントに交換できるSBI ポイントへも、1P から交換ができる。SBI ポイントは500P 以上100P 単位でSuicaポイントへ交換が可能であり、500P → 500Suicaポイントなので、還元率1%でSuica にチャージできる。

1%値引き+ポイントも付与・P-oneカード<Premium Gold>

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発行元 ポケットカード
国際ブランド Visa、MasterCard、JCB
年会費 1万500円
ポイント 1000円利用につき1P

カード利用額の1%を請求時に自動的に値引き+ポイントも付与。さらに年50 万円以上利用すると1000Pのボーナスも受けられる。300 P→900Gポイント、10Gポイント→10Suicaポイントと移行でき、50 万円利用時で還元率は1.9%、約58 万円利用時で年会費分の還元が得られる。国際ブランドによって利用できる空港ラウンジが異なるので注意。

ビューカード発行のクレジットカードでSuicaにチャージすると1・5%のポイント還元が得られるが、Suica以外の支払い方法のほうが還元率が高くなるSuica付きカードの選択肢も考えたい。

まずは( ii)マークのついた提携会社が発行するビューカードから3枚。ヤフー・ジャパンカードSuicaは、通常利用時もSuicaチャージ時も1%のTポイントを付与。全体的に高い還元率で使い、貯まったポイントの出口はSuicaにしたいという人にオススメ。

イオンSuicaカードは、イオンなどで毎月20・30日などが5%オフになるなどの特典が受けられる。Suicaチャージの還元率は0・25%に下がるが、普段イオンで買い物をしているなら充分候補に挙げていいだろう。

みずほマイレージクラブカードセゾンSuicaは通常利用時もSuicaチャージ時も還元率0・5%だが、毎月5・20日に西友などで5%オフの特典や、みずほ銀行のATM時間外手数料無料などの特典も受けられる。有効期限のない永久不滅ポイントが貯まる点も使いやすい。

これらのカードは貯まったポイントをカード付帯のSuicaにチャージできるが、モバイルSuicaなど、ほかのSuicaにはチャージできないことが難点(クレジットからのチャージは可)。ヤフー・ジャパンカードSuicaで貯めたTポイントは、Suicaポイントに移行すればモバイルSuicaにチャージできるが、付帯のSuicaに直接チャージしたときと比べ、還元率が15%ダウンしてしまう。チャージポイント3倍のビューカードと2枚持ちしたい場合は、2つのSuicaを使い分けるしかない。

2枚持ちなら残りの5枚のなかから選びたい。いずれのカードも貯まったポイントを高い還元率を維持したままSuicaポイントへ移行でき、ビューカードでチャージするSuicaにポイントをまとめられる。

単純計算で考えるなら、年50万円までの利用ならSBIレギュラーカード(還元率1%)、年100万円未満の利用ならExtreme Card(還元率1・5%)、年100万円以上の利用ならNetmile Premium Card(年100万円利用時で還元率1・7%、250万円利用時で1・85%)、誕生月5倍(還元率2・5%)の特典を活かしたいならライフカードがオススメ。

旅行傷害保険や国内空港ラウンジ(JCBはホノルルも利用可)など、付帯サービスを充実させたい人はPーoneカード〈Premium Gold〉も有力な選択肢だ。

上級者には常識でも、ビギナーは意外と知らない?・もっとポイントを貯めるテクニック 〜Suica 編〜

ビューカード発行のクレジットカードなら、チャージだけで1.5%の還元率を得られるSuica。この還元率を活かすには、とにかく支払いはSuica に集中させること。
さらに店独自のポイントや割引を受けられれば、さらに還元率は高まることに。

モバトクとSuicaグリーン券


モバイルSuica を使っていれば、JR 東日本の新幹線料金が割引になるモバイルSuica 特急券「モバトク」、スーパーモバイルSuica 特急券「スーパーモバトク」が利用可能に。たとえば、通常料金1万590 円の東京〜仙台間なら、モバトクは9700円(約8%引き)で発車6分前まで、設定列車が指定されたスーパーモバトクは8730 円(約18%引き)で乗車前日の23 時40 分まで購入可。また、モバイルSuica を使って「Suicaグリーン券」を購入すると、乗車後であっても「モバイルグリーン料金」が適用され、車内料金より250 円割引で利用できる。

家電量販店でSuica払い


ビックカメラ、ヨドバシカメラはSuica 払いに対応(一部店舗を除く)。通常、どちらの店も自社関連以外のクレジットカードで支払うと、基本10%のポイント還元が8%にダウンしてしまうが、Suica 払いなら10%のまま。チャージで1.5%還元のSuica を利用していれば、合計11.5%の還元を受けられることになる。ただし、Suica のチャージ上限金額は2万円で、一度の会計で複数枚のSuica を使うことはできない。また、ショッピング保険のような機能はないので、保険を適用させたい場合はおとなしく保険機能のあるクレジットカードで支払おう。

郵便局は新宿、ユニクロは八重洲


基本的に電子マネーやクレジットカードで切手やハガキは購入できないが、唯一Suicaで支払えるのが新宿郵便局。また、ユニクロはSuica 払いには対応していないが、Suica エリアで12 の対応店舗があり、なかでも五反田駅東口店、東京駅八重洲地下街店、横浜駅西口店の3店のみSuica ポイントが貯まる店となっており、支払い時に0.5%の還元を受けられる。ほかにもロッテリアは5店舗が対応し、池袋駅北口店と水戸駅店はSuica ポイントの対象。これらの情報はSuica のホームページから検索できるので、よく行く駅を入力するなどして探してみよう。

Suicaで回数券を購入


チャージで1.5%還元のSuicaで電車に乗るよりもお得な方法が、回数券を使うこと。東急線や京王線などの自動券売機では、Suicaでも回数券を購入することができるため、余分についてくる枚数分に加え、チャージ時の還元も得られる。販売額は10 枚分の料金で、「普通回数券」なら11枚、平日10〜16 時と土休日に利用できる「時差回数券」なら12 枚、土休日のみ利用できる「土・休日割引回数券」なら14 枚つづり。自動精算機で乗り越し精算をする場合もSuicaで支払い可。定期的に利用する区間はあるが、定期券を買うほどではないという人はぜひ。

Suicaでネットショッピング


最近ではネットショッピングでSuica 決済できる店も増加。支払いにはSuica インターネットサービスを使う方法とモバイルSuica を使う方法があり、前者には非接触IC カードを読み書きできるリーダー/ ライター「FeliCa ポート/パソリ」が必要。モバイルSuica なら携帯電話1台で支払いが完了する。クレジットカードよりもSuica 払いのほうが還元率を高められるときは、積極的に活用しよう。

[Suicaでネットショッピングできる主なサイト]

Amazon.co.jp、えきねっとショッピング、Qoo10、楽天市場(一部のみ)、honto、DMM.com、NHK オンデマンド、ハンゲーム、高速バスネットなど

コンビニはサークルKサンクス優先


大手コンビニはすべてSuica 払いに対応しているが、還元率で選ぶならサークルKサンクスだ。「カルワザクラブ」に登録したSuicaで支払えば、100 円につp>1カルポイントが貯まる。カルポイントは300 P→ 300Suica ポイントに交換でき、1800Pまとめて交換の場合は2000Suica ポイントに。また、NEWDAYS では0.5%のSuica ポイントが貯まるが、毎週金曜日はポイント5倍。首都圏のスリーエフも0.5%のSuica ポイントが貯まるが、還元率は1%のPonta が貯まるローソン、Tポイントが貯まるファミリーマートのほうが上。

Suica以外の交通系ICを使うなら


Suica 機能付きビューカードの高い還元率は魅力的だが、定期券の都合なども考慮すると、やはり使いやすいのは居住地沿線の交通系IC を使えるクレジットカード。関東圏のPASMO、関西圏のICOCA、PiTaPa をお得に使える4枚をピックアップ。

東急で定期購入3%還元・TOP&ClubQ JMBカード

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発行元 東急カード
国際ブランド Visa、MasterCard
年会費 1050円(初年度無料)
ポイント 200円利用につき1P

PASMO 一体型か紐付け型を選択でき、オートチャージ利用時は1%、東急線での毎年初回定期券購入時は3%のポイントを付与。東急グループの加盟店ではそれぞれポイント付与率が異なり、それ以外の利用は1% のポイント付与(WEB 明細に登録の場合)。ポイントは1P=1円として1000 P単位でPASMO にチャージしたり、TOKYU ポイント加盟店で利用できる。

土休日は1乗車で20P・To Me CARD Prime

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発行元 東京メトロ
国際ブランド Visa、MasterCard、JCB
年会費 2100円(初年度無料/年50万円利用で次年度無料)
ポイント 1000円利用につき1P

PASMO 一体型か紐付け型を選択でき、オートチャージもポイント対象に。メトロポイントPlusに登録したPASMO で東京メトロに乗車(定期券面区間外)すると、平日は1乗車につき10P、土休日は20Pのメトロポイントを付与。クレジット利用で貯まるカード会社のポイントは、200P→1000メトロポイント→1000 円分としてPASMO にチャージ可。

OSAKA STATION CITY J-WEST カード

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発行元 JR 西日本
国際ブランド Visa、MasterCard、JCB
年会費 1050円(初年度無料/年1回利用で次年度無料)
ポイント 1000円利用につき5P

SMART ICOCA を紐付ければ、チャージ時に1000 円につき5Pを付与される。さらに、ICOCA エリア内の毎月の乗車合計額200 円につき1P が付与されるので、計1% 還元に。ポイントは3000P →3000円分としてSMARTICOCA にチャージも可能。ほかにも、OSAKASTATIONCITY での利用で最大3% のポイント還元を受けられるほか、山陽・九州新幹線や特急列車を割引価格で利用することができる。

ポイント移行でPiTaPaに充当・三井住友VISAクラシックカード

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発行元 三井住友カード
国際ブランド Visa、MasterCard
年会費 1312円(オンライン入会で初年度無料/マイ・ペイすリボ登録+年1回カード利用で次年度無料ほか割引特典あり)
ポイント 1000円利用につき1P

PiTaPa の紐付けが可能で、クレジット利用で貯めたポイントは「PiTaPa ショップde ポイント」に移行して、PiTaPa エリア内の電車・バス乗車代金に充当できる。通常時の還元率は0.5%だが、年間50 万円以上利用するとV1〜V3までのステージが設定され、次年度50 万円以上利用から10 万円ごとにボーナスポイントが発生。還元率は最大0.65%に。

見かけ上の還元率はSuica付きビューカードに負けていても、沿線で大きな優待を受けられる鉄道系クレジットカードもある。

TOP&ClubQ JMBカードは、東急線での毎年初回定期券購入が3%還元。東急の電車やバスに乗車した日に、渋谷ヒカリエなどに設置された端末にPASMOをタッチすると、10Pがもらえるサービスも。

To Me CARD Primeは東京メトロ乗車1回につき10〜20Pの付与(要事前登録、定期区間外)があり、初乗り160円ならチャージ時の0・5%と合わせて最高13%還元だ。

OSAKA STATION CITY JーWESTカード「ベーシック」は、SMART ICOCAのチャージとJR西日本線の乗車を合わせて1%を還元。さらに、OSAKA STATION CITY館内で利用すれば最大3%のポイント還元を受けられる。

PiTaPaは参加する鉄道・バス事業者ごとに独自の割引制度があり、10%の割引を提供している社局もある。ポイントをPiTaPa交通利用額に充当するなら、三井住友VISAクラシックカードが使いやすい。

各地の鉄道やバス事業者が発行するクレジットカードや電子マネーは、乗車や沿線の店で優待を受けられることが多い。普段利用している事業者のカードがないか確かめてみよう。

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